さて今回はプロセス編です。
前回の記事はこちら
ギャンブルを辞めたくても辞めれない、何度も辞めようとしてスリップを繰り消す。
そんな方は既に本気かどうかは別にして、ギャンブルを辞めたいという感情は動いています。
でも闇雲にただ断ち切るだけでは、一時的に辞める事が出来ても結果的にスリップする可能性が高く、完全な依存性の克服にはまだ少し遠い状態です。
ならどうすればいいのか、感情が動き思考し、自分が可能なギャンブルを辞めるためのプロセスを作りましょう。
ギャンブルを辞めるために自分を理解する
まずは貴方がギャンブルに行く理由を考えて下さい。
お金が欲しいのか、不安だからなのか、悩みを放棄したいのか、これ以外にもそれぞれの理由があると思います。
私はお金でした。
今時珍しくもありませんが、生まれ育った家庭はそこそこ底辺な生活環境でした。
それが原因かは定かではありませんが、お金の使い方や重要性、自己投資なんて概念はなく、ただ欲しい物、やりたい事の実現にお金が欲しかったのです。
結果的には支払いや、食事のお金がなくなるので,、そのためにまたギャンブルでお金を求める始末、終わらないギャンブル依存性患者の始まりです。
理由が一つとは限らない
お金のためだけにギャンブルをしていた訳ではありません。
不安感や考え事の放棄、現状の自分の状態を理解する事から逃げていました。
ですが、本当に根本的な所はお金でした。
複数理由があるでしょう、その中から貴方がギャンブルに行く根本的な原因を理解して下さい。
自分を見つめ直し、思考する
根本的な原因が分かれば次はひたすら思考です。
原因を元に、自分を分析するのです。
お金が原因であれば、何故お金がないのか、どうしたらお金が増えるのか、どうすればお金が原因でギャンブルに行かないようにできるのか、常にとまで言いませんが、ギャンブルに行けない状況の時にひたすら私は考えていました。
ちなみにギャンブルに行けない時に思考した理由は、方向性は辞めるためですが、ギャンブルの事をギャンブルに行ける状況の時に考えたくなかったからです。
なので仕事中だったり、ギャンブルに行かない友人と居る時だったり、そもそもパチンコ店などが空いてない時間帯などで思考していました。
ギャンブルを辞めるためのプロセスを考える
そもそもプロセスとは何か、過程や方法、手順と言う意味です。
ギャンブルを辞めたいと本気で思い、そのために自分を理解し原因を解明し、辞めるために何が必要か、どんなマインドで何を行うかを詳細にします。
そして目標を明確にします。
原因を取り除く訳ですから、お金がない事が原因の場合の私の目標は、自分の力で稼ぐ事です。
本業の給料では基本的に生きていくお金と多少の余裕が限界です。
特に年齢と勤続年数と学歴がモノをいう社会ですから、若い上に学歴がなくスキルもキャリアも無い人間は企業からの給与だけでは確実に平均年収にすら届かないでしょう。
私は学歴もスキルも立派な物はありません。
そこで私は知識を集め、スキルを得るため転職に動き、更には地元から離れ、環境すら変えました。
そして気づけばギャンブルに最後に行ったの日を覚えていない状態までたどり着きました。
実際に辞めるに至った一例
上記の内容を踏まえ、私がギャンブルを辞めるに至った流れと状況を一例としてご紹介します。
四年ほど前に私はギャンブルを本気で辞めたいと思いました。
理由としては複数ありますが、今の自分が死ぬまで続く事を想像したとき死にたくなったからです。
結婚して子供を育て退職金と年金で老後…一般的な人生すらその時点で叶わないと悟りました。
そこから原因を追究し、全てはお金が原因と理解しました。
その後はギャンブルをしてしまいながらも、自分の力で稼ぐ方法やビジネス書、最新ニュースなど常に知識をつけるように努力しました。
Google先生の一番熱心な教え子は私じゃないかと思うほどです(笑)
知識が疑問を呼び、ひたすら知識の吸収をしていると、段々ゲームや無意味な会話に興味がなくなり、他人との関りをシャットアウトした時期もありました。
ですが休日などが問題で、時間があり、決まった仲の良い友人と遊ぶことが多く、その友人もギャンブル好きなため誘われると、思考がギャンブルの興奮に埋め尽くされ結果辞めるまで至らずでした。
そこでまた現状把握し、環境も原因の一つであると理解し、地元を離れる決意をしました。
地元を離れるまでの間に自分で稼ぐ物販やYouTube、その他ヒッチハイクや小旅行など思いついた事は全て行い、自分にあったギャンブル依存の克服方法を模索していました。
色々やっていた結果
知識を集め、色んな事に手を付け、年単位で考え続け、ひたすら行動し、最終的に一人で地元を離れ、関東に住み着き、転職活動を行い、ダーツなんかの趣味を見つけ、知らない人に会ってみたり、気付けばマルチ商法のセミナーに参加していたり(お断りしました)、稼ぎたいけど燻ってる仲間と集まったり、本当に色んな事していた結果いつの間にか辞めていました。
地元を離れて関東に進出した辺りから最後にギャンブルを行ったのがいつか分かりません。
私のような例は稀なのか一般的なのか分かりませんが、ありがちなギャンブル禁止○○日というカウントする事すら出来ないまま、ギャンブルへの興味が消え去りました。
元々ギャンブル依存症じゃなかったのではと思われるかもしれませんが、ギャンブルが原因で借金は勿論、友人関係が壊れかけたり、ギャンブル以外で外に出るのが億劫になったり、食費すら失い、家賃が払えないなんて日常茶飯事だった私です。
そんな私でも辞める事が出来ました。
文字にすると一瞬ですが、本気で辞めようと感情を奮い立たせ、試行錯誤し色んな行動をとった結果、三年ほどかかりました。
途中一か月行かないぐらいはありましたが、基本スリップの連続です。
まとめ
長くなりましたが改めて、感情を動かし、本気になってひたすら思考し、自分を理解して原因を探り、方向性を決めて辞めるためのプロセスを作って下さい。
闇雲に、がむしゃらに、勢いでギャンブルを辞めれるならそれでも構いません。
それが難しいならどうすればいいか考え、積極的に行動しましょう。
諦めなければいつか辞める事が出来ます。
考え方を変えたり、価値観を変えるために大きく行動したり、私のように環境すら変える必要すら出てくるかもしれませんが、とにかく行動しましょう。
出来る事をやりましょう。
そしていつか、ギャンブル依存症の方を支えましょう。
コメント